株式会社ファーストイノベーション

用語辞典

Dictionary

カルーセル

カルーセル

カルーセルとは、ウェブサイトやアプリケーションのインターフェースにおいて、複数のコンテンツ(画像、テキスト、動画など)を限られたスペースに効果的に表示するためのUI(ユーザーインターフェース)デザインの一種です。
カルーセルは、ユーザーが左右にスワイプしたり、クリックしたりすることで、連続したコンテンツを切り替えられるスライド形式の表示を提供します。
見た目が回転木馬(英語で「carousel」)のように見えることからこの名前がつけられています。

多くの場合、カルーセルはECサイトやニュースサイト、ブログのトップページなどで見られ、複数の商品や記事、キャンペーン情報、ギャラリー画像などを視覚的に訴求するために利用されます。
また、広告バナーやポートフォリオのスライドショー、フィーチャー記事の一覧など、ユーザーの注目を引きたい情報を効果的に配置する手段としても広く用いられています。
カルーセルを利用することで、ページ全体のデザインがスッキリし、多くの情報をコンパクトに伝えることが可能になります。

カルーセルにはいくつかの種類があり、自動でスライドが切り替わる「オートプレイ型」と、ユーザーの操作により手動で切り替えが行われる「手動型」があります。
オートプレイ型の場合、一定の時間ごとにコンテンツが自動で切り替わり、ユーザーの目を引くことができますが、切り替えの速度や表示時間の調整が重要となります。
一方、手動型のカルーセルでは、ユーザーが自分のペースでコンテンツを確認できるため、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上に寄与することが期待されます。

しかし、カルーセルにはいくつかのデメリットも存在します。
例えば、重要な情報がスライドの奥に隠れてしまい、ユーザーが気づかないままスルーされる可能性があります。
また、自動で切り替わるカルーセルの場合、切り替えの速度が速すぎるとユーザーが内容を十分に把握できないことがあります。
これにより、ユーザーがストレスを感じたり、サイトから離脱する原因となる場合もあるため、カルーセルを使用する際には、切り替え速度、ナビゲーションの使いやすさ、ユーザーの閲覧行動などに配慮する必要があります。

ナビゲーションの部分もカルーセルの重要な要素です。
左右に配置された矢印ボタンや、下部に表示される小さなドット(インジケーター)は、ユーザーが現在のスライド位置を把握したり、特定のスライドに素早くアクセスしたりするためのガイドとして機能します。
これらのナビゲーションを適切にデザインし、操作しやすくすることで、ユーザーが快適にコンテンツを閲覧できるようになります。

カルーセルの利用シーンに応じて、そのデザインや実装方法を工夫することで、情報の視覚的な魅力を高め、ユーザーエンゲージメントの向上を図ることが可能です。
特に、レスポンシブデザインを採用する場合は、モバイルデバイスでの操作性も考慮し、スワイプ操作を取り入れるなど、ユーザーにとって最適な閲覧体験を提供することが求められます。

用語辞典ページに戻る
WEB無料相談

Contact

WEBでのお困りごと、お悩みなどでも構いません。
お気軽にご相談ください。

ページTOP