MXレコード(Mail Exchange Record)とは、ドメインに紐づけられたメールサーバーの情報をDNS(Domain Name System)に登録するためのレコードです。
インターネット上でメールを送受信する際、メールがどのサーバーに配信されるべきかを決定する役割を担っています。
例えば、あなたのメールアドレスが「user@example.com」の場合、メール送信元のサーバーはDNSを参照し、example.comドメインに設定されているMXレコードを確認してメールを適切なサーバーに送信します。
MXレコードには、優先順位(プライオリティ)とホスト名(メールサーバーのFQDN)が含まれており、複数のメールサーバーを設定して優先順位をつけることで、障害発生時のバックアップにも対応できます。
この設定は、企業の独自ドメインメールや、Gmail、Outlookなどのメールサービスで必要となります。
適切なMXレコードの設定は、メールの確実な送受信に欠かせないため、メールシステムを構築・運用する際には十分な注意が必要です。
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