リモートアクセスとは、離れた場所にあるコンピュータやサーバー、ネットワークにインターネットなどを介して接続し、操作や管理を行う技術のことです。
自宅や外出先から社内ネットワークへのアクセス、サーバーのメンテナンス、遠隔地にあるデバイスの操作など、様々な用途で利用されます。
リモートアクセスを実現するためには、専用のソフトウェアやサービスを使用し、セキュアな通信を確保することが重要です。
主なリモートアクセスの方法には次のようなものがあります:
VPN(Virtual Private Network): インターネット上に仮想の専用線を作り、リモート環境から社内ネットワークに安全にアクセスできるようにする技術です。通信内容が暗号化されるため、セキュリティ面で信頼性が高いです。
リモートデスクトップ: 専用のソフトウェア(例: Microsoft Remote Desktop、TeamViewer、AnyDesk)を使用し、リモートから別のコンピュータのデスクトップ画面を操作する方法です。画面共有だけでなく、ファイルのやり取りやシステム設定の変更も行えます。
SSH(Secure Shell): 主にLinuxやUnix系のサーバーにリモートアクセスする際に使用されるプロトコルです。コマンドラインベースで操作を行い、通信内容が暗号化されるためセキュアです。
リモートアクセスは、在宅勤務の普及や、ITシステムの保守・管理を行う上で欠かせない技術です。ただし、不正アクセスのリスクもあるため、パスワード管理や二要素認証、アクセス制限などのセキュリティ対策が必要です。
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