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ウェブフック

ウェブフック

ウェブフック(Webhook)とは、特定のイベントが発生した際に、事前に設定したURL(エンドポイント)に対してリアルタイムにデータを送信する仕組みです。
通常、アプリケーション間のデータ連携にはAPIのリクエストを使いますが、ウェブフックを利用することで、イベントが発生したタイミングで自動的に通知を受け取ることができ、効率的なデータ連携を実現します。
例えば、ECサイトで注文が完了した時にウェブフックを設定しておけば、注文データが自動で在庫管理システムや会計システムに送信され、リアルタイムで処理を進めることができます。 ウェブフックの一般的な用途は以下の通りです: 通知機能: チャットアプリ(Slack、Discordなど)で新しいメッセージが投稿されたときに、外部サービスに通知を送信する。 自動データ転送: オンライン決済サービスで支払いが完了した際、ウェブフックを使って支払い情報を自動的にCRM(顧客管理システム)に転送する。 継続的インテグレーション(CI/CD): リポジトリにコードがプッシュされた際、ウェブフックを利用して自動的にビルドやデプロイをトリガーする。 ウェブフックの利点は、クライアント側から定期的にAPIリクエストを送信する「ポーリング」の代わりに、サーバー側からリアルタイムで通知を受け取れる点です。
そのため、通信の効率化やレスポンスの高速化に寄与します。ただし、セキュリティの観点から、ウェブフックのエンドポイントには適切な認証や暗号化を導入することが重要です。

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