株式会社ファーストイノベーション

DJI RS 4 Mini徹底解説 – 最新小型ジンバルの進化点とは

DJIが2025年2月に発売した「RS 4 Mini」は、軽量コンパクトながら最新機能を搭載した小型ジンバル。前モデルRS 3 Miniとの違いや特徴、競合製品との比較を詳しく解説。

DJI RS 4 Mini徹底解説 – 最新小型ジンバルの進化点とは

DJI RS 4 Miniとは?

2025年2月20日(日本時間)にDJIが発売した「DJI RS 4 Mini」は、同社のRonin(RS)シリーズの中で最もコンパクトかつ軽量なカメラ用ジンバルスタビライザーです。RS 4 Miniは、プロ向けの「RS 4 Pro」や「RS 4」の下位モデルであり、2023年に発売された「RS 3 Mini」の後継機となります。価格は税込5万1,480円、重量は約890g(クイックリリースプレート含む)で、最大2kgまでのカメラ機材を搭載可能。ミラーレス一眼やスマートフォンを安定させ、Vlogや旅行撮影、プロモーションビデオ制作など幅広いユーザーに対応しています。

RS 4 Miniの主な仕様と特徴

  • 第2世代の自動軸ロック機構 – 電源ボタンの長押しで3軸のロック解除・展開が可能。
  • チルト軸の微調整ノブを追加 – バランス調整の精度向上。
  • 第4世代スタビライゼーションアルゴリズム – 縦向き撮影時の安定性向上。
  • インテリジェントトラッキング機能 – ActiveTrack対応で被写体を自動追尾。
  • スマートフォン対応 – 別売のホルダーでスマホ撮影も可能。
  • 最大13時間のバッテリー駆動 – 30分の急速充電で約5時間分の撮影が可能。

RS 3 Miniからの主な進化点

  • 自動軸ロックの搭載でセットアップがより簡単に。
  • インテリジェントトラッキング対応で一人撮影時の利便性向上。
  • スタビライズ性能向上 – 第3世代アルゴリズムから第4世代に進化。
  • バッテリー駆動時間が10時間から13時間へ向上。
  • バランス調整機構の強化 – チルト軸の微調整ノブ追加。

ユーザーの評価・使用感

発売直後から、RS 4 Miniには高評価が寄せられています。「コンパクトながら安定した撮影が可能」「自動ロック機構でセットアップが素早い」「縦撮影の切り替えがスムーズ」など、多くのユーザーがその進化を実感しています。一方で、「重量がわずかに増加」「バッテリー交換ができない」点に注意が必要です。

価格と販売情報

RS 4 Miniのメーカー直販価格は税込5万1,480円で、DJI公式ストアや認定販売店で購入可能。コンボ版(6万3,140円)やクリエイターコンボ(6万5,780円)も販売されており、用途に応じた選択が可能です。

競合製品との比較

  • Zhiyun Crane-M3S – 軽量(約705g)でLEDライト搭載。
  • Moza AirCross S – 超軽量(約750g)で3-in-1設計(カメラ・スマホ・アクションカム対応)。

RS 4 Miniは小型ジンバルとしての汎用性が高く、自動軸ロックや高度なトラッキング機能が競合製品に対する大きな強みとなっています。

カメラジンバル市場の最新トレンド

近年のトレンドとして、縦撮影への対応強化やAI・センサー技術を活用したスマート機能の搭載が進んでいます。特にDJI RS 4 Miniのインテリジェントトラッキングモジュールは、ジンバル業界でも新しい試みとして注目されています。

まとめ

DJI RS 4 Miniは、軽量コンパクトながらプロ仕様の機能を備えた小型ジンバルとして、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となります。Vlogや映像制作において、より安定した映像を求めるなら、このモデルは大きなアドバンテージを提供してくれるでしょう。